キムタク映画は母親から感想を聞かれるってこともあって観ておきました。
●キムタクVSニノ!「検察側の罪人」の感想。
検察側の罪人
を観てきました。
公式HP:http://kensatsugawa-movie.jp/
昨年「三度目の殺人」でも冤罪や司法制度が取り上げられていましたが、今年も検察サイドを舞台にそんな邦画が登場。
主演はジャニーズ事務所の大物木村拓哉さんと二宮和也さんのお二人。
監督は「日本の一番長い日」「関ケ原」の原田眞人監督です。
本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと
なかなか面白い!
という感じで、観て良かったというポジティブな感想が漏れる一作でした。
もう少し詳しい感想を書いていきます。
●あ、こんな映画なの?想像以上にハードな展開にびっくり。
もっと白か黒か・・・みたいな話をイメージしていたのですが、本作はもっとハード。
っていうかもはや完全に黒の映画。それでいて正義を問うのだから面白い。
主要キャラクターによる血生臭いシーンまであって、もはやクライムムービーの域にまで踏み込んでおりなかなか衝撃でした。
また、それでいて硬派な作りなのですよね。ジャニーズW主演なんて体裁だから、なんだかんだで軟派な作品みたいな偏見を持っていた己を恥じます。かなり、攻めてますよね、これ。
重要キャラクターの松倉・・・はもうちょっとクレバーさがあっても良かったかなぁ。
ご都合主義を感じるシーンや、途中でちょっとダレてくるところ、また意外と説明なく多くの情報量が盛り込まれてくるのでなかなか疲労も大きいのですが、そういうネガティブな部分を抱いたことも認めつつ、一見の価値のある映画だと思います。
●ビジュアル面でも注目性の高い映画だ!
また本作の注目は画的な面白さもあるところ。
まさかそういう魅力もある映画だとも予想してませんでした。
あるキャラクターが犯罪に手を染めるシーンや、ある人物が飛び降りるシーンなど、なかなか怖いシーンを隠すことなくしっかり画で見せています。また小道具や演出などでも主人公である木村拓哉さん演じる最上の部屋の内装だとか、宗教関連の団体のダンスによる不気味なシチュエーションなど、ビジュアル面でしっかり見応えがしっかりあるところがまたたまんないです。
このシーンで“あれ”が開いているのもまた憎い演出ですよね。
●脇を固める俳優陣がまた・・・良いネ!
キムタクとニノくんばかりがピックアップされがちではあるのですが、その他の俳優陣の活躍がまた魅力的。
中でも松重豊さんが演じる、ブローカーの諏訪部がすっごく良いキャラなんですよね。
一歩間違えればインチキくさくなりそうな設定なんですが、見事な実在感で演じきっていて、作中でも一番人気が高いのでは?というキャラクターになっていました。
今まで持ってたイメージとは全然違う役でしたが、めっちゃハマっててよかったです。
またヒロインの吉高由里子さんもすごく良かったです。
後半のあの積極性にはドキッとさせられました。
主演の二人が力強い分、インパクトが残しにくい立場にも思えるのですが、しっかりとその存在感を見せつけてくれてました。
久しぶりに吉高さんを観た気がするのですが、やっぱいいですね。
吉高さん、好きです。
ニノ君との共演は「GANTZ」でもありましたな。
細かい部分で「ここが好き」「ここも好き」ってのが多数見つかった映画で、すごく良かったです。
アニメ映画ばかり観ているので、実写邦画を観る機会はそんなに多くないのですが、改めてもっとチェックしておくべきだと反省した次第です。
日本人なんだから邦画を観ておかなければ、日本人でいる意味がない!っす。
(机を打ち付けるキムタクが如く)
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