■第73回毎日映画コンクール受賞作発表!今年も手堅い!
今年もやってきました毎日映画コンクールの受賞作発表です!
毎年言っているように、日本の映画賞においてけっこう注目しておくのがオススメとしている信頼できる映画賞でして、今年もなるほどという通好みな受賞結果となりました。
というわけで例によってアニメーション関連の賞をピックアップしていきます。
第73回毎日映画コンクール、アニメーション映画賞は・・・
若おかみは小学生!が選ばれました。
昨年、秋に公開され、出だしこそあまり良い成績じゃなかったものの、口コミで徐々にその上映規模を拡大していった話題作。
ジブリ出身の高坂希太郎監督の久しぶりの監督作でして、感動的な物語はもちろん、アニメーションのディテールの細かさがさり気なく脅威的だったりする一本です。
原作では魔界に行ったりと、なかなかフットワークの軽いおっこさん。
そして毎日映画コンクールといえば忘れちゃいけないのが
実験的なアニメーション作品が選出される大藤信郎賞。
今回、大藤信郎賞に選出されたのは・・・
リズと青い鳥でした。
「たまこらぶすとーりー」や「聲の形」など次々と傑作を生みだす注目の女性監督、山田尚子監督最新作にして、「響け!ユーフォニアム」のスピンオフ的な装いでもある作品。
随所、随所の演出がため息が出てしまうほど良く出来てまして、今回も山田尚子恐るべし!と感じさせられる一作でした。
大藤信郎賞も納得のアニメーション映画となっているので、観ていない人は損はしないから一回見ておいた方がいいと思います。
みぞ先輩がこれまた魅力的なキャラクターです。意外とこういう子いませんでした?
実は2作品とも、個人的には昨年の悩ましい作品という立ち位置。
もちろんすっげー良く出来てるし、評価されるのもわかるんだけど、大好きだ―という衝動までには一歩及ばずだった作品だったりします。
そういう意味では今年の毎日映画コンクールの結果には、ちょっと距離感を感じていたり。
もしかして私の感覚、世間からズレてきちゃってる・・・!?
という恐怖を感じながら、2019年も映画を見て参ります。
ちなみに日本映画大賞は「万引き家族」。
日本映画優秀賞は「菊とギロチン」でした。
こっちをついで感覚で紹介するのも変な話ですけどね。
劇中劇がどう現実世界と重なるのか、序盤で読めてしまって、楽しさ半減してしまった思い出の一本。
劇場版 若おかみは小学生!Blu-rayスタンダード・エディション
映画というサイズが適切だったのかは疑問が残っている一本。
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