例年通り今年も見に行くことができました。
ドラえもんのび太の
ひみつ道具博物館
(ミュージアム)
を見てきました。
今年も集客が良さ気と聞いている恒例のドラえもん映画。
昨年同様、新ドラえもんオリジナルエピソードであり
監督は新魔界大冒険や新鉄人兵団なども努めた寺元幸代さんです。
寺元さんがリメイク作以外を担当するのは今回が初なのですが
新鉄人兵団がとても傑作だったので
かなり期待度は高めでした。
そんな期待の中見る今作のドラえもんは
なるほど
という感じ。
綺麗に話がまとまっていて、
いつになく主役っぽいドラえもんとのび太、
そして最後はこの二人にホロリとさせられるいい話。
うん
見事。
去年の「奇蹟の島アニマルアドベンチャー」よりは
何倍も素晴らしいできだと思いました。
クライマックス、思わぬ姿で活躍するドラえもんや
中盤までのミステリーチックないつもと違う流れなども
映画版ならではの特別感もあって素敵でした。
で、なによりステキだったのが一緒に劇場で見た子供たち。
終盤「がんばれ・・・」って声に出ちゃってる子供たちや
EDのパフュームを一緒につぶやいて歌う子供たちと一緒に見れた
映画体験がなによりも嬉しかったなぁ。
今のキッズ達が10年、20年と経った先も
この映画のことをふと思い出してくれたらいいな、
なんて思える作品だったのが、なお良かったです。
苦言を言わせてもらうなら
今回のクライマックス。
あのアレがアレして皆でどうにかしなきゃいけないシーン。
↑この子の扱い方が乱暴すぎないかなぁという点。
結構とんでもないことさせてる気がするのに
頑張れー!な雰囲気はちょっと・・・うまくない。
前の演出からいくとどう考えても致死量。
なにかこのキャラクターにドラマを持たせるか
もっと別の手段で解決した方が良かった気がします。
他が綺麗にまとまっているだけに余計気になりました。
★良かったところ
・ひみつ道具ってテーマを持ってきたところは流石です。
ドラえもんファンもドラえもんにそんなに詳しくない人もアガる設定です。
・ドラえもんとのび太のエピソードが素敵。
・ストーリーのまとまりが全体的に綺麗。
・無駄に剥かれるしずかちゃん
★気になったところ
・クライマックスの片付け方
・どんどん猫化していくドラえもんを、もうちょっと上手く使っても
よかったんじゃないかな。結局度々邪魔な演出になっただけな気がする。
・EDのひみつ道具図鑑はもう少しガッツリやってくれてもよかったな
あとジンジャーちゃんちゃんをもうちょっと活躍させて欲しかったな。せっかく可愛いんだし。
ドラえもん 最新ひみつ道具大事典
↑こういうの、読み出すと結構止まらない。