このブログへ行き着く検索キーワードで、なぜか多い単語があります。
「シャクナヴィマーナ」。
昔、「星を追う子ども」のレビュー でちょろって書いた単語なのだけど
毎月平均的にひっかかります。
これがシャクナ・ヴィマーナさんスカイシップモード。
作中トランスフォームまでします。
このシャクナ・ヴィマーナさんが何者なのかと思って
ちょっと調べてみた。
この「星を追う子ども」内のシャクナ・ヴィマーナさんの設定
アガルタ世界の空を絶えず巡っている、一隻の巨大な舟。
神々が乗る舟と言われているが、実体は死を司る巨大なケツァルトル。
<映画パンフレット引用>
ついでにケツァルトルの設定
人類発祥の揺籃期に地上に現れ、人類に精神や文明を授け導いた神々。
それぞれ異なった造形・外見を持っている。
<映画パンフレット引用>
この作品では重要な役どころのシャクナ・ヴィマーナさんが
死を司っている神様だということが分かります。
森崎さんの亡き妻を蘇らせる力がある感じがしますね。
で、このシャクナ・ヴィマーナさんは
この作品のオリジナルキャラクターではなくて
実際にシャクナ・ヴィマーナってのがあるみたいです。
「ヴィマナ」というのは
古代インドに伝わる空飛ぶ神様の乗り物の事。
で、そのヴィマナの種類のひとつに
「シャクナ・ヴィマーナ」ってのがあるらしい。
他にも「スンダラ・ヴィマナ」とか「アグニ・ヴィマナ」とか
いろんな仲間があるようです。
「シャクナ・ヴィマーナ」ってのは
インドの神様が使う飛行機種なんですね。
じゃあ「星を追う子ども」ってインドの古文書をテーマにした作品なのかというと
実は、そういうわけでもないみたいです。
ケツァルトルは南米の神話が元ネタ。
作中に登場する村のモデルはチベットや中東を元にしています。
つまり
「星を追う子ども」は、
いろんな文化や伝説を混合した世界を舞台にしているんですね。
んー、やっと分かったけど
いろんな文化を混ぜていくうちに
うっかり不本意な文化が混ざってしまったのでしょう。
この混合する文化に
ジブリの世界
も混ざってしまっていたんですよね。
アスナを助けるシュンくんにハウル臭がしたり
カオナシケツァルトルが登場しちゃったり
ミミを肩に乗せるアスナちゃんがナウシカに見えちゃったりする
のは気のせいじゃなかったんですよ!
それが分かっただけでも安心です。
※もちろんこの作品には
ジブリ作品に関わったスタッフが制作に参加しています。