【攻殻機動隊S.A.C.】タチコマに感じる3DCGの可能性と未来と萌え

　　　　　　　　　

攻殻機動隊はおもしろいなぁ～

と超超超今更ながら感じております。

これが有名な攻殻立ちでございます。

と、言うのも今はいない友人の残したDVDに
TVシリーズの攻殻機動隊が残っていまして
空いた時間を見つけて、ちまちま鑑賞している最近なのです。
困った事に、空いた時間に見出したつもりが
いつの間にか睡眠をとらなければいけない時間にまで
鑑賞が及んでしまっているのが困ったところです。

映画シリーズの鑑賞や、
持ち主の友人から、ある程度のレッスンは受けていたのですが
いやはや、ここまでおもしろいとは思いませんでした。

で、この作品のマスコットキャラクター
「タチコマ」について気づいたことがあったのでその話。

●そもそも「攻殻機動隊」とはどんな作品なのか？

元は士郎正宗先生による漫画作品。
漫画から派生して映画やTVアニメシリーズが公開されて
中でも押井守監督の映画作品は日本、海外を共に
カルト的な人気作品として名高いです。

いずれの作品も時代背景などは若干異なるのですが
共通して、近未来の世界を舞台に
ネットワークや人間の機械化が発達した世界に起こる
様々な問題や、起こりうるであろう事件を題材にしています。
そんな事件を主人公の草薙素子を始めとした
超エリート集団公安9課が、対処して行く物語です。

この近未来で起こりうるであろう事件が
めっちゃおもしろい！のですよ。
脳泥棒とか自動金稼ぎシステムとか記憶の並列化とか・・・
近未来を考えるうえで絶対に参考になる作品です。

●未来の萌えキャラ（？）『タチコマ』とは何ぞや。

で、この作品のマスコット的存在なのが
タチコマという多脚戦車です。
今では何種類もフィギュアなどのグッズが存在します。

見た目ゴツいので、しっかり作品を見るまでは
なにがこのキャラクターの魅力なのかわからなかったのですが
今回TVシリーズを見ていて知りました。

タチコマはめちゃ可愛い。

このタチコマは人工知能を持っていて
考えたり、喋ったりする機械なのです。
子供みたいな喋り方をして、
真面目な公安9課のメンバーの中ではその異彩さから
作品内での「癒し」のような効果を持っています。
今ではすっかり私もタチコマのファンになってしまいました。

●違和感なく馴染む3DCGはまさに近未来的

で、私が見ているTVシリーズ
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」（通称S.A.C.）
のタチコマを見ていて途中で気づいたのですが
登場人物の多くが手書きアニメだったのに比べて
タチコマだけが3DCGで作られていました。

2DCGの中の3DCGの違和感には
非常にうるさいと自負している私ですが
（専門的な知識もそんなないのですが）
このタチコマは全然違和感がありませんでした。

むしろ途中まで気づかないって
自分では結構珍しいことだと思っているので
画の面でも、驚きの作品となりました。

やはり2Dアニメの中の3DCGの使い方は
人間の様なキャラクターにはまだ違和感が残る物の
タチコマの様な機械的な存在には造形次第で
マッチするのかもしれないな、と思いました。

作品内でもタチコマって、
未来への布石の様な存在でしたが
アニメ的な意味でもその布石を感じました。
2000年代の初期にこんな作品があったとは・・・
昨今のまだまだ見劣りする3DCGに比べたら
攻殻機動隊・・・未来に生きてるなぁ。