まだやっていたんですね。
思い出のマーニー
を見てきました。
いやぁ・・・評判はそこそこ聞いておりましたが
なかなか良かったですね。
ある一つの私の鑑賞状況による問題を除いて。
●知ってはいけないことを知った状態で見る事件
まさか上映期間に間に合うと思っていなかったこともあって
私、これまでに積極的に感想なども拾っていたのです。
そんなわけで「思い出のマーニー」の最大のキーポイント、
『マーニーとは何者か』
という答えを、私、知っている状態だったのですよ。
これを知っていながら見てしまうと
割と微妙な気持ちで鑑賞することになってしまいます。
途中で分かってしまう、のとは違って
最初から知っている、というのは本当に
鑑賞の楽しみを失ってしまう可能性があるということを
今回痛感致しました。
もし、これから「マーニー」を見る!っていう人は
正体の部分は最低限知らない状態で見ないと
私のように楽しさを大幅に損なうかもしれません。
そういう作品です。
見るときは要注意です。
●「あージブリ!」
やっぱりマニアックだけど
こういう時こそ見てほしいジブリ映画。
話の内容は素朴、というか
ジブリじゃなければ10億も人が入るような内容じゃない
とは思うのですが、このような作品が
多くの人に見てもらえるのはある意味素敵なことかも、とも思いました。
はっきりいって地味。
だけど質は高い。
ジブリらしい特殊かつある意味本質的な水の描き方とか
あえて語らないでこの人はこういう人です、と見せていく演出とか
あぁ高品質。
ジブリであるせいで、よく過大評価されてしまうことを
私は責めたりしてしまいますが、
ジブリということで多くの人が今作を見に来てくれたのは
非常に良かったなぁ、とも思いました。
そんな素敵な作品です。
●共感はできなくても感情移入。
杏奈ちゃんにボロボロボロ・・・
やたらと道端でボロボロで捨てられたような感じになるところはエロいかも。
杏奈ちゃんの人間的な部分がよく描けているところは素敵です。
共感しにくい部分も心情を受け取りやすく描いているおかげで
結構冒頭からボロボロ・・・
マーニーが何者か知ってもボロボロ・・・
上映中に何度も泣きました。
唐突に突き放すような感情表現をしてしまったり
杏奈ちゃんの全編短パンの媚びない部分のせいで
いつもならそんなに杏奈ちゃんに共感することはない気がするのだけど
中盤、某豚と揉めて駆け出すシーンには
胸が苦しくてたまりませんでした。
今年の裸足の女神賞は杏奈ちゃんで決定でしょう。
(そんな賞はありません)
説明不足な点や、種明かしの部分が冗長なとこなど
気になる部分もなくはないのですが、誠実さを感じられる良い映画だと思いました。
「ドラえもん」に興行的には抑えられてしまったようですが
見る価値のある映画だと思います。
まだ上映館もそこそこ残っているようなので
学校で疎外感を感じている皆様や
周囲の人とのかかわりがうまくいってない人は
是非、杏奈ちゃんに会いに映画館に行きましょう。
思い出のマーニー サントラ音楽集【特典:A5サイズクリアファイル付】
あなたのことが大すき。「思い出のマーニー」歌集アルバム
新訳 思い出のマーニー (角川文庫)
ジ・アート・オブ 思い出のマーニー (ジブリTHE ARTシリーズ)
思い出のマーニー 2015年カレンダー
◆関連記事◆
【STANDBYMEドラえもん】VS【思い出のマーニー】の結果。ついにジブリ敗北!
【思い出のマーニー】2014年夏公開予定のジブリ映画を早速予習します。
アリぐらしのカリエッティ【借りぐらしのアリエッティ】の感想
↧
【思い出のマーニー】の感想。知ってちゃいけないことを知りながら見てしまった件。
↧