ついに今週末から日本での上映が始まりましたよ!!
ズートピア
を見てきました。
本家本元ディズニーアニメーションスタジオ制作最新作!
北米でも中国でもマジもんの大ヒットを記録して、ついに日本にも上陸となりました!
私は中国で鑑賞したのですが、場内は満員で、映画のギャグで笑い声が溢れるとても雰囲気の良いスクリーンだったことをよく覚えています。
本作を見てきた感想をざっくり一言言わせてもらえば
100点!!
(このブログ、別にいつも点数つけてるわけではない。)
個人的にはかなり大満足の一作です。
2016年の年間ベスト候補と言わざるを得ない上質な出来となっておりました。
もう少し詳しい感想を書いていきますね。
●動物擬人化アニメという「ジャンル」
ディズニーに限らず動物を擬人化させたアニメってこれまでにたくさんあったと思います。
ディズニーなら「ミッキーマウス」やその仲間たちは動物ですし(キティちゃんは猫じゃない概念で言えば別なんだけど)。
「ダンボ」や実写版が絶好調の「ジャングルブック」、そして「三匹の子豚」などもそう。
その他、ディズニー以外で言えば、ドリームワークスの「カンフー・パンダ」や「マダガスカル」シリーズなんかも動物擬人化物ですし、日本なら「しまじろう」だとか「アンパンマン」なんかも同類です。
そんな、動物を擬人化させた町の話、というのを事前に聞いた時は、「今の時代にこんな使い古されたネタを持ってくるって・・・大丈夫なの?」なんて私は思っていました。
で、結果本作を見た私の感想としては、数ある動物擬人化アニメの中でも
「ズートピア」って金字塔級の作品なのでは、
と思っているのですよ、私は。
・・・というのも、この「ズートピア」を動物擬人化作品として見た時に、すごい!と思えることは、動物を擬人化させることに対して“意味が乗ってる”ところだと思います。
この部分をもうちょっと詳しく書きます。
●なんで動物なの?に真っ向から答える傑作!
「ミッキー」も「カンフー・パンダ」も、動物が動いて喋ってることに対するキャッチーさや面白さ、見応えなんかはしっかりあるんですが、いざ『なんで動物が喋ったり、人間みたいなこと考えたりしてるんですか?』『動物ってそういう生き物じゃないですよね?』っていう野暮な質問があったとしたら、いやぁまぁそういうジャンルだし・・・って根本的な回答例としてあげにくいと思うのです。
なんなら、その質問に対して明確な答えが弱い作品も有名作の中ですら、あると思うのです。
そんな中、この「ズートピア」は、登場人物が動物ってことが作品のテーマに完全に活きてる!!
だから
すごい!!
物語では動物のある特徴がキーとなって、とあるメッセージを伝えようとしているのですが、明確にそれが中盤で分かるシーンがあります。そのシーンで「なるほど!」と思わず声が漏れるほど、アハ体験の快感がありました。この物語は動物だからこそ、活きる物語にちゃんとなっているのです!!
未だかつて、こんなに“登場人物が動物であること”に意味がある作品があったかな!?と思うと、「ズートピア」という作品は動物擬人化物の金字塔とも言える作品なんじゃないか、と思っております。
未だにアニメを子供向けのものと思って舐める人も居るのかもしれませんが、そういう人にこそ、是非、見てもらいたいです。まさに今、人類が抱えている大きな問題に対して動物というフィルターを通して、うまく切り込んでいる一作となっております。
●重くない!PIXAR作品のような「大人から子供まで」映画ですよ!!
・・・・・・なーんて大きな問題とかメッセージがどうとか、と言うと重い印象になるかもしれないのですが、出来としては月並みのフレーズですが、大人から子供までしっかり楽しめる映画になってます。
いろんな動物が共同生活をしている世界観はよく練られていて説得力抜群。それぞれの動物の特性を生かした、特有の生活感やギャグとか、これでもかというぐらいに散りばめられているので面白い!
動物の世界なんだけど、人間の世界でのあるあるネタと感じられる部分とか、あぁこういう顔のやつ居る!って動物顔を改めて認識させられたりする不思議な面白さがありました。
3DCGアニメーションとしての質も驚かされました。
主役であるウサギのジュディさんの毛並みなんかのディティールもそうなんですが、鼻をスンスンさせてるとこのディティールなんかがすごくウサギっぽくて可愛い!!
毛並みがすごいとか、質感の照りが本物みたいです!みたいな感動は近年のPIXAR作品を見て思うことは多かったのですが、十分それに及ぶリアリティを感じました。
かつては3DCG作品といえばPIXARみたいな印象はありましたが、すでにその時代は終わったのかもしれません。脚本もリアリティも十分にPIXARに及ぶ・・・もしかしたら越えてると感じる人が居てもおかしくないような、そんな事実を「ズートピア」で実感した次第です。
頭のなかでこの作品を褒めまくっちゃっているので、あまりハードルを上げすぎてもいけないなぁと、好きな作品だからこそ、人に薦めるときに気をつけています。
公開前とかのPRニュースなんかでも、「こんなテーマです」とか「こんなメッセージなんです」とか明文化されてることもあるのですが、あれはあんまり良くないかなぁと思っています。
よくこの作品を薦めるときに私が使う言葉として
「舐めて見に行ってください」
と言ってます。
動物たちのズートピアって世界でどんな物語が繰り広げられるのかなー、と、あんまり深いことを考えずに行ったほうが断然面白く見れるんじゃないかと思うんです。
是非、舐めて見に行って下さい。
「ズートピア」、かなり見て欲しい映画なので、どうか足を運んで見て下さい。
Zootopia: The Official Handbook (Disney Zootopia) (Official Guide)
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ディズニー ズートピア ビーンズコレクション ジュディ ぬいぐるみ 座高 20.5cm
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